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浄春寺(麻田剛立・田能村竹田墓)@大阪



大阪の史跡第何弾目か。
今日も大阪天王寺、藤原家隆墓から歩いてすぐの浄春寺です。


浄春寺_麻田剛立、田能村竹田墓


こちら、有名人のお墓がありまして、ひとつが麻田剛立、ひとつが田能村竹田、ひとつが各務文献。
各務文献、名前は聞いたことがあるような…ないような…という感じなのですが^^;
コトバンクの各務文献の条(別窓)を見たんですが、中々凄い人だったんじゃなかろうか…
詳しくははそちらをお願いします。
ごめんね。


浄春寺_麻田剛立、田能村竹田墓


山門の入り口には麻田剛立の墓所である事を示す石碑と、松尾芭蕉墓(遺髪)と芭蕉反故塚があります。
藤原家隆墓で紹介した解説板にも説明がありましたが、浄春寺は家隆の庵を寺にしたというゆかりがあり、歌人である家隆を慕って遺髪を納めたそうです。
反故塚は芭蕉100年忌で建てられたそうで。
松尾芭蕉が亡くなったのは大阪でして、御堂筋の目立つ所に「芭蕉終焉の地」という石碑が残っています。
大阪で亡くなって、その遺言で芭蕉が好きだった木曽義仲のお墓がある義仲寺(滋賀県大津)に遺体が運ばれ埋葬されている。


門をくぐって、すぐに目に入るのが田能村竹田の記念碑になります。
かなり大きい。


浄春寺_田能村竹田墓


字が公爵一条実孝。
ワロタ。海軍さんかよ。

前に来た時はそこまで見なかったなー…写メも性能悪くて写りがイマイチだったし。
海兵28期。同期に永野修身、左近司政三がいる。
ちなみに海兵25期に山梨勝之進、26期に野村吉三郎、小林躋造、清河純一、水野広徳。
27期に末次信正、29期に米内光政、八角三郎、佐久間勉。


浄春寺_田能村竹田墓


麻田剛立、田能村竹田、各務文献の3人で一般的に一番名を知られているのは田能村でしょう。
なんでも鑑定団でよく出てくるよね。南画家です。
豊後竹田の人で、ということは広瀬武夫と同郷になる。笑
田能村のお墓や史跡も竹田にありますが、田能村が亡くなったのは大阪中之島である。
どちらが本墓なのかな。


剛立麻田先生之墓

麻田剛立については、「日食~天文と麻田剛立」(サイト)からどうぞ


浄春寺_麻田剛立墓


こちらは田能村と違って普通のサイズ…よりちょっと大きい。
ただ、この墓石すごく目立つ


浄春寺_麻田剛立墓


なんでって、四面びっしり漢字なんである…
読む気失せる。


贈従四位麻田剛立 一七三四(享保十九) - 一七九九(寛政十一)

豊後国杵築藩儒綾部絅斎の四男
名は妥彰 号正庵
壮年藩医に仕え、丗八才来阪して氏を改め本町四丁目にて医を業とし
傍ら天文星暦を究め麻田流の名声を博し
門人間長涯、高橋東岡を幕府に推挙して、寛政七年の改暦に盡させた
又同学の門弟山片蟠桃が「夢の代」等で師説を拡充し発表しておる
医学の分野では動物や人体を解剖し卓見があったことを友人の中井履軒及び三浦梅園が著書で紹介しておる
これらの業績は殆ど独学の辛苦が実を結んだもので
鋭い創見は当時の外来移入の線度より一歩を進めたとの評がある <後略>

(右上の碑文)


はい。この方も豊後、大分県の出身です。
杵築ということで、山本五十六の大親友である堀悌吉と同郷の人物。
また碑文中の間長涯は間重富、高橋東岡は高橋至時になります。

ふたりとも改暦の為に師匠に代わって江戸に行っています。
間は元々商人でして、この時に幕臣に取り立てられかけたんですがそれを辞して大阪に帰ってきた。
この方もお墓が天王寺にあります。
茶臼山の方(大坂の陣の時に家康が陣を置いた所)。

高橋は大坂定番同心、つまり大阪地生えの幕臣になります。
この方の弟子が伊能忠敬で、嗣子が高橋景保になる。

高橋景保はこのブログでも既に名前が出ていますが、伊能図をシーボルトに渡した廉で死罪となった人物です。
間宮林蔵の上司でもありました…


地図。

https://blog-imgs-63-origin.fc2.com/m/u/r/murakumo1868/201458.jpg


テレビ等でよく映る口縄坂は浄春寺のそばにあります。


https://blog-imgs-63-origin.fc2.com/m/u/r/murakumo1868/2014_05020340_R.jpg


風情があっていいよね。
***

昨日「お家さん」見ました。途中まで。てゆーか最初の1時間くらいorz
法事ごとでばたばたしていて結局見られなかったよ…
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