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明治・大正・昭和初期の軍人・政治家の話が多め
特に海軍と広瀬武夫、偶に江戸時代中後期/幕末

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読書つれづれ

江川太郎左衛門の話はまだ続きが書けていないのでお休み。

文芸春秋の『巻頭随筆』という本を読んでいた。
広瀬武夫絡みです。
目次を見ると結構面白そうだったので図書館にあった4巻までを借りた。
3~5ページの短文が延々と掲載されているので、題と著者を見、文中の単語を引っ掛けながら飛ばし読みをしていたわけですが、巻数が上がるごとに面白くなくなっていくこの不思議…
3巻と4巻は殆ど読んでない(笑)

おおよそ経年順に収録されているわけだけれども、初めの方は1960~70年代(昭和20~50年代)で、明治・大正で生まれ育った人々の文章が結構ある。
あーそらそうだろうなあ…
司馬遼太郎が『坂の上の雲』の取材をしていた時代は、まだ戦艦三笠に載って日露戦争を戦った人が生きていた時代だからなあ…
微妙に時代が新しい(というのもなんか違和感があるけど)辺りよりは、自分の興味がそちらにあるので、そちらの方が面白かったというのもあると思う。

いやーだってさあ。
西南戦争の時に乃木希典の指揮下にいて負傷した乃木を助けた軍曹の甥(系図上は孫)で東条英教(軍曹の同僚だった)の家が隣だったとか、川島浪速の義理の孫(※川島芳子の義理甥)だとか、明治35年に毎日新聞の留学生としてロンドンに行き林董から丁寧な注意を受けた人だとか、大正天皇のご学友だとか、新選組の生き残り奥田松五郎と親しくなった人だとか、山本五十六が亡くなる1ヶ月ほど前にインタビューしていた人だとか、南方熊楠と一緒にお風呂に入った人だとか。
そんな人たち本人が書いている文章で、え?って思うよね。えっ?て^^;

言葉についての話で面白いものがいくつかありましたが、高知出身の宮尾登美子さんが昔流行った「なめたらいかんぜよ」について書いていた。
あーあったな、そんなの…という程のうっすい記憶しか私にはないんですが、あれを聞いた時宮尾さんはものすごくびっくりしたそうです。
若い女子は「なめたらいかん」までは言っても「ぜよ」は絶対につけず、つけるなら「ぞね」、「なめたらいかんぞね」。
男言葉なのか…
常々思うけれど、幕末のドラマなんかで使われている方言って一体何なんだろうね。

そして一番そうだろうなと思ったのが、懐かしの(まだあるの?)「子供電話相談室」の相談員をされていた方の文章。
割と軽い気持ちで引き受けたものの、何回か出るうちに冷汗は出るわ膝はがくがくするわ。
恐ろしくて何度ももう今日限りで、と思ったそうです。
子供相手は大変そうだわー 嘘と誤魔化しはご法度だしなあ。
実際にされただろう質問が出ていましたが、それが、
どうして指は5本のなの、蛇はどこからがしっぽなの、ノミは何故地球にいるの、蟻の耳はどこにあるの。
え、なんでって言われても……
そんなこと、考えたことないわ(笑)
何が一番恐ろしいって、予習ができないことだったそうです。

あと三木のり平の本名の話がすごかったです。
うん、これは無関係な人間からすれば面白いけど、本人は本当に本当に大変だっただろう…
田沼則子、これは「たぬまのりこ」としか読めまへん^^;
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