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明治のマナー

『絵で見る明治・大正礼儀作法事典』という本を見つけた。
絵で見るとあるだけに、内容はほぼ絵。
ということで、どんなもんかと最初から最後まで淡々とページをめくっていっただけっちゅう…
これは今年読んだ本にカウントしていいのか。笑

さほど難しい内容ではなく、たぶん今のマナーの本と似たり寄ったりの内容だと思う。
思うのだけど、やっぱり時代を感じるところもあるわけで。
扇子に贈答品を乗せて渡すというシチュエーションなんて、今でもまだ生きてるの?
電車を初めとする乗り物の乗り方、切符を買う時のマナーもあれば、お辞儀の仕方、年長者への仕え方、連隊旗が自分の傍を通る時どうすべきか、とか、果ては銅像へのお辞儀の仕方もあった。
和食の給仕の仕方とか配膳の仕方、ご飯のつぎ方というのもあって、昔からこういうHow to本は需要があったことがよくわかります。
有職故実か。笑

中でもとりわけ時代を感じる…というか、時代の隔たりを感じるのが洋食のマナー。

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アイスクリームの食べ方 …右でスプーン、左手でウエハースを持ち少しずつ食べる
ケーキの食べ方 …誕生日ケーキは祝われる人が取り分ける
こういうことが礼儀作法として本に載るのね^^;

誕生日ケーキを食べる時に歌を歌うということは書かれていない、と解説にありました。
これ昭和8年のマナー本ですが、町の方ではケーキとか食べてたのか…
サイトを始めて数年目(随分前)だったと思いますが、
「祖母が道端で会った若い海軍さんに誘われ、軍艦でケーキと紅茶をごちそうになったことがある」
というメールを頂いたことがあります。
確かおばあ様が舞鶴かどこかの方だった気がする。
海軍なら納得ですが、そんなに頻繁に食べられるようなものでもなかったんじゃないかと思うけど…
だからマナー本に載るのか?^^;
ちなみにアスパラガスの食べ方っていうのもあった。
明治天皇はアスパラガスが大好きだったんだよー^^

さらに明治と昭和で時代を感じるのが、

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明治27年。そこからか(笑)

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M28年。
地位と身分がありそうな感じ。
写真撮りませんでしたが、他に出ていた絵も似たような感じで、女性が出ているのはどう見てもパーティ。
バッスルスタイルのドレスで、椅子に座って洋食をとっている。
そういう格好のできる地位にある人間しか、フルコース的な洋食ってなかなか食べられなかったんだと思う。
(自ずから本のターゲット層も分かりそう…)

ただ時代下って昭和の絵になると、出ているモデルの多くが婦女子。

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左は明治26年、右は昭和9年。結婚式?
学生服を着ている子供がナイフとフォークを使っている絵なんかもあり、需要の裾野が随分広がったんだろなーと。
しかしナイフで食べてはいけないとかいう記述を見ると思わず笑ってしまう。

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明治35年。
うーん…これ、どう見ても畳の上ですよねえ。
どういうシチュエーションなんだ。笑
今でいうカフェが出始めたのは明治40年代以降。
有名な、銀座のカフェ・パウリスタもできたのはその頃で、
「悪魔の如く黒く、地獄の如く熱く、恋の如く甘く」
というキャッチコピーで有名でした。かっこいいよね。


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