Para Bellum

Si vis pacem, para bellum

和算

人日(1月7日)が過ぎると流石にもうお正月気分も抜けてきました。
いや、4日位で実質抜けちゃうけど…
私は相変わらずアレな感じでほんっと通常回転以上の回転数でした。正月何それおいしいの?私も寝正月したい。テレビ見たい。
年末にあげていた見たい候補番組はやっぱりと言うか何と言うか、ひとつも見られませんでした…orz
でも24時間いつテレビつけてもNCISが放送されてたので、それは嬉しかった。笑。
ただ一番見たかった辺りの初めの方が全然見られず却ってストレスに^^;
いいんだ。通常放送が始まったら見られるからいいんだ。(言い聞かせ)
そして例年の如く食べ過ぎで太りました。
年末の餅つきから食生活がおかしくなるんだよね…
香川県出身の母だけあんこ餅のお雑煮を食べているんですが、今年は私も食べる事になりました。
あれだけ気持ち悪いとか言ってたのにな!(香川の人ごめん)
食べてみると案外悪くなかった。笑。

そして家を出たのが初詣位だった…

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熊野神社には毎年この時期にしか出ていないそろばん神輿が出ていたり、

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境内の中にある算学神社がお正月仕様になってたり。

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「和算学中興祖聖」とありますが、誰のことかと言えば毛利勘兵衛(重能)のことで、算学神社は毛利を祀った神社です。
ご存じの方はあまりいないと思う。
『天地明察』(歴史小説の方)にも名前だけは出ていたのだけれど、地元人でも知ってる人はそんなにいないだろう。
 
安土桃山時代の人で、数学でもって豊臣秀吉に仕えていた。
結構貢献していたのか、中国(当時は明)に留学もさせてもらっていて、その成果として算盤を使った割り算を考案した。
豊臣家の滅亡後は京都で塾を開いていたようで、その時に出していた看板が「天下一割算指南」。
割り算の第一人者で、門弟が数百人を数えたといいます。
その中のひとりが吉田光由であり、またこの毛利の教えの流れの延長線上にいるのが関孝和になります。
日本で一番古い数学書を書いたのもこの毛利になります。
確かに和算学中興の祖だと思う。
こういう人が地元から出たというのはなんとも誇らしい。


去年読んだ本の中で、一番面白かったのが『日本の数学』(小倉金之助/岩波新書)でした。

日本の和算は江戸時代に独特の発達を遂げたのだけれど、近代には西洋の数学を丸まま輸入してそれに頼らざるを得なくなった。
和算の限界が原因であったのだけれど、見ているとああ、なるほどなあと思いました。
発達した割には幕末には見る影もないような印象を受けるので、和算どこ行ったとは思ってたんだ。
 
江戸時代、和算家(数学者)という職業?はあったにはあったけれど、全くの娯楽・道楽。
数学は一部の知的玩具で、本人たちが自ら称して和算は「無用の用」。
学問のための学問になっていた。
つまり実用のために数学を使う事を全然考えていないし、使うことは却って下賤だと考えていた。
暦学の問題なんかを扱うのは遺憾だと言っていた人もいたらしい。
勿論天文暦学、土木では必要ですが、実用での利用はそこで使う程度という世界になってしまい、広がりがない。
本来なら数学と密接に関係する物理学とか化学といった自然科学、工業技術や生産技術が発達せず、重工業を起こすための技術が全く発展しない。
こういう感じだったら、ヨーロッパで起った産業革命なんて日本では夢のまた夢だっただろう。

これは本当に面白い本だったのでお勧めします。
今読書感想文書けって言われたら私、この本で書くわー(笑)
数学史の素人向けに書かれたもので、この人の他の本も読んでみたいと奥書をみたら、めっちゃ古い本なのよ。
初版が1940年、昭和15年。戦前の本でした。零戦の出来た年や…
私の手元にあるのは2008年の第42版。
名著に入る部類の本ですか。そら面白いわ。


***


こちらに移って来て1週間、ぼちぼち覗いてくれる方も増えてきているみたいで、ありがとうございます。
前のブログとは似た感じにしましたので、そんなに違和感もないかな~と自分では思ってるんですが…
自分だけ?^^;
まあゴテゴテせず、シンプルに見やすい感じでいけたらいいと思います。
テンプレートはお借りしていますが、上部のブログ名もファビコンも自分で作ったり選んだり、やりたかったタグクラウドも張り付けたり(便利よね)、自分の読みたい本のメモを張り付けたり、ほんと自由でいいわ~^^


また、拍手頂きました方、ブログランキングのボタンをクリックして下さった方、ありがとうございます。
1回押して頂けるだけでどれだけやる気が出るか。
いやー、これね、本当に頑張ろうって思うんですよ。本当に。
サイトの方もカウンターが回ってるのを見ると更新しないとって思う。
読んでくれてる人がいるっていうのは嬉しいし、やっぱり張り合いがあります。
覗いて下さっている方、本当にありがとうございます^^

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Comments

post
2014-01-09 18:59 
ジゴロウ #9
数学お手上げな自分としては、12587+5204=という簡単な問題でも、壱万弐千五百八拾七 足す 五千弐百四という書き方に、嫌気がさしたのが発展を妨げたという説も、支持せざるを得ませぬ…

幕末の海軍関係者とか、電卓持っても勝てる気がしません(泣)
2014-01-10 05:59  >ジゴロウさん
ヒジハラ #10[Edit]
漢数字は分かり辛いですよね(笑)
ただそれしかほぼ存在しないことや(アラビア数字を知ってた人もいたでしょうが)、微積分を説いていた人がいるということを考えると馴れの問題かなーとも思います。
なんにせよアラビア数字に馴れた私たちからすると、漢数字でって言うのは相当辛い気が(笑)
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