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明治・大正・昭和初期の軍人・政治家の話が多め
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海軍の家族

書き洩らした。
昨日ちょぴっとだけ触れた『海軍の家族』。

副題が 山本五十六元帥と父三和義勇と私たち ということで、家族ぐるみでそんなにお付き合いがあったのかと思いきや、家族ぐるみでのお付き合いはあまりなかったみたい。笑
山本五十六と入れないと本が売れないのかな…
三和さんだけじゃネームバリュー的にはあれなのかorz

とは言え、本書には三和義勇が書いた「山本元帥の思い出」と「山本元帥とリンカーン」が収録されていました。


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後者はここでは措きまして、前者、山本五十六との思い出の話ですが、こちら先日紹介した『追悼 山本五十六』(ブログ)に収録されていた文と同じものになります。
山本が秋山真之の名前を出して、三和と黒島亀人を諫める場面があり、先日もそれを引用しました。


秋山将軍という人は、中佐大佐の時はなるほど偉い人だった。(中略)
しかしそこが秋山将軍の偉い所だ。アノ日露戦争の一年半で心身ともにすりつぶされたのだ。
そして、東郷元帥を補佐して偉績をたてられたのだ。
軍人はこれが本文だ。



これ。
この(中略)がどうもよく分からず、編集者が略したのかと思ったのですが、『海軍の家族』収録分も全く同じで(中略)となっていた。
『水交社記事』に載った時から略されていたと思われます。
あーそれじゃあ何が書いてあったか分からんなあ。
公表するにはちょっと不都合な内容が含まれてたのか…


歴史上の人物、特に軍人さんの家族の回顧物ってどちらかと言うと息子目線が多い気がしますが、これは娘目線。
女子と男子の感じ方って、やっぱり違うんだなあ。
しかも著者は13・4歳の少女時代に父を亡くしていることもあるからか、本当にただただ強くて優しい大好きな父様、というピュアな感情が溢れてる。
この辺りは高城智子さん(広瀬勝比古の養嗣子末人の娘さん)の『広瀬家の人びと』とも随分違う印象があります。

いい本でした。
2時間ほどで読了できる本ですが、時間をおいてもう一回読みたいな。 
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【書評】『海軍の家族―山本五十六元帥と父三和義勇と私たち』~二度と戦争を起こさぬために、あなたと私ができることはなんだろうか?
なおきのブログ #1  2014-08-20 20:52
終戦日の前々日、戦争時に祖父が母に送った手紙という投稿写真をFacebookで見て、思わずこの本を思い出してしまいました。2年前に読んだのですが、あらためて再読した次第です。『永 ...
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