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明治・大正・昭和初期の軍人・政治家の話が多め
特に海軍と広瀬武夫、偶に江戸時代中後期/幕末

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海軍兵学校15期!(7)

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この話は8回シリーズです。
追記改訂の上サイトに纏めて移行済み。そちらの方が読みやすい。
サイト > WORKS > 歴史話 > FRWL(広瀬武夫コーナー) > 考察・考証 よりどうぞ。
題は 「We are!」 に変えています。

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続き。
前回の小杉辰三程長い人はいないことなないのだけれど、さくっと行きましょう。


福田久槌

ハンモックナンバー4。
福田は兵学校の追加募集組ではない方で、真実上位及第です。
優秀だったのだと思う。
ただ体が弱かったのか、運が悪かったのか、肺結核に罹っています。
当時肺結核と診断されることは、死の宣告と同義です。
明治24年に待命になっていまして、故郷の山口県下関市長府で療養したり、呉の海軍病院に入院したりしたけれど、明治26年に亡くなっています。
墓所は長府。

広瀬武夫が福田本人と福田没後に彼の父に宛てた書簡があります。
これは『広瀬武夫全集』にはないのですが、戦前の 『軍神広瀬中佐書簡集』には所収されている。
それによると、福田が療養していた際、2・3度程広瀬が見舞いに訪れたことがあったようです。
ただ亡くなった時は海軍の春季演習の最中で、駆けつけることはおろか知る事さえできなかった。


http://blog-imgs-63.fc2.com/m/u/r/murakumo1868/201478.jpg


ただお墓詣りには来ていまして、その記念碑が長府の郊外にあります。
軍神広瀬中佐亡友展墓記念碑。
高杉晋作が決起した功山寺から歩いて10分かからない所。

この記念碑、建立者は福田家遺族、筆跡は海軍中将白根熊三。
誰だ…と思って調べたのですが、長府出身という事くらいしか分からなかったのですが、福田のご親族様から親類だとご連絡を頂きました。

福田の妻が白根の従姉妹だそうで。
教えて頂いて更にびっくりしたんだけど、福田の妻の母方のおばの妹が乃木大将の弟(大舘集作)の妻になる。
ややこしいけど、乃木将軍とも親戚でした…
乃木希典も長府の人ですので、狭い城下町、色々ありますな。
(父が長府藩士。乃木は江戸生まれだけど、少年期は長府で過ごす)


木村剛

http://blog-imgs-63.fc2.com/m/u/r/murakumo1868/2014_07080146.jpg

次兄に木村匡がいる。
木村匡は台湾総督府民政局文書課長兼経理課長を勤めた人物。
日本領になった台湾に内地と同じように義務教育を施せと主張した人物として私は知ってる。
兄弟だったのかー…
仙台出身の海軍軍人の出世頭だったそうです。
仙台出身という人も結構多いな…斎藤七五郎も井上成美も仙台出身ですな。
山梨勝之進もだわ。


志摩猛

宮崎、都城の出身。
財部と同郷で、仲良かったんじゃないかな~と想像。

海軍一家で子の岑も海軍(52期、同期に高松宮、源田実)。
兄が志摩清直で、その子が志摩清英。
兄の家の方が有名だと思う。
志摩猛は少将にまでなった人だけど、なにした人かはよく分からんorz

兄の志摩清直は海兵8期、八代六郎と同期です。
日清戦争時は旗艦松島乗組みで、黄海海戦の際に戦死している。
松島では同じく黄海海戦時に15期の伊藤満嘉記(分隊士)も戦死しています。

先日紹介した小柳資料に志摩清英の遺稿も収録されていまして、それによると海軍がかなり立派な海軍葬を出したそうで。
八代六郎ら同期や海軍の偉い人が来ていたのを覚えているということが書かれていた。
志摩清英が海軍に入ったのは父の遺言であったそうです。

志摩清英は海兵39期。
15期の他では唯一大将4人を輩出しているクラス。
広瀬武夫の姪の旦那さんだった広瀬末人の親友だった山縣正郷がいるよ!てゆーか末人さんも同期だよ!(笑)
レイテ沖海戦で名前が出てくる方です。

松島には木村摂津守の次男、木村浩吉が水雷長として乗り組んでいまして、当時の松島の状況について実見録を出版しています。
絵がメイン。
あるサイトさんが読みやすい形で文章を編集・掲載されていましたのでリンクを張っておきます。
お世話になります。(リンクフリーでした)
 → 黄海の海戦における松島 艦内の状況  ※中盤~ グロ注意

ちなみに木村浩吉の弟が木村駿吉といって、海軍の為に無線電信を開発した技術者になります。
日露戦争後秋山真之が木村に感謝を記した書簡を送っている。


金子満喜

弟に金子養三、海兵30期(同期に百武源吾)
戦闘機乗りの先駆けである!
第1次世界大戦時、青島攻略戦で初めて海軍機で戦争に参加したのが金子養三。
伊藤正徳『大海軍を想う』に色々話が載っていました。


続く!
あと1回で終わりかな~ 
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