Para Bellum

Si vis pacem, para bellum

つれづれ

2017514


皇国の興廃なうって見えて思わず笑ったんだけどよく見たら皇国の興廃を担うだった加藤友三郎の伝記小説。


東郷吉太郎が蔚山沖海戦の批判じみたことを上村彦之丞に面と向かって言って(何たるつわもの)めっちゃ怒鳴られた話があるのだけれど、それをどこで見たのかがどうしても思い出せんのだー
今書いてる事に関係あるかと言ったら別にないのだけど(ないんか)、気になって気になってしょうがない。探しても探しても出てこない。
誰か分かる人おる…? (´;ω;`)


しかし久しぶりにあれこれ見るものが多くて楽しいです。
忘れている事が大変多いのが我ながら残念過ぎる。笑
あー…ごんべさん好きやわー…(上村どうした
改めて伝記類を読んでいてふと思ったのだけれど山本権兵衛ってとても几帳面な人なのだけど、几帳面というより一種の潔癖症やったんと違うかな。
剃刀か鉈かでいうと鉈の方だと思うのだけれど、両刃で鉈と剃刀ではという感じがする。
分かりにくい例えだな。


昨日天満の古書店を覗いたら『残花一輪』を見つけて驚いた。
熱血秘史のシリーズではない元の本。おー…
『残花一輪』と書いてすぐ分かるのはMVさんおひとりのような気がしますが、「海軍の本より~『追悼山本五十六』と『残花一輪』より」で触れています。
著者は山本五十六の1期先輩にあたる人物です。
500円と安かったし写真版もあったので買おうかどうしようか迷ったのだけれど、あっても読まないだろうなあと。
というか本を買う前に積読を消化しろという話ですわ…

山路一善の本

梅田に行ってきた。
キタの方はここ数年で本当に激変しましたな。
古本屋街が以前より便利な所に移動しており、更に駅チカになったので私にとっては大変キケンな場所に…
吸い込まれるように入ってしまう^^;


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そして吸い込まれるように店に入った結果がこれである。
山路一善だーと思って手に取る。
『禅の応用』しか知らんかったわー

山路は秋山真之と同郷で同期17期、山本権兵衛の娘婿になります。
私としては山路は皮肉屋の印象が強い人物。
そしてこの人は何故山本の次女と結婚したのか、昔からの謎だったりする。

見ている限りでは山本に対してはそうでもないが(書き方からすると恐らく尊敬していたと思われる)、財部彪に対しては酷い。笑
この人の財部への風当たりの強さは知っていたのだけれど、やっぱりすごい…^^;
合う合わないで言ったら合わない人だったんだろうとしか言いようが。


山路、財部日記にも名前が見えているのですね。
親戚だしね(財部妻の妹が山路の妻)。
財部の悪口を言うけど、財部日記見とったらあーた酒乱の如く酔っ払って来客中の財部宅に押し掛けた挙句来客にまで迷惑掛けるとかしとるやんか。
海軍に長州人台頭の動きがとか、あれは薩摩の妨げになりそうとか、そんな話を財部にしに来とるやんか。笑

本の出版は昭和34年。
え?と思ったけれど、没年は更に4年後の38年。
うわーうわー。山路明治2年の生まれよ!(94才)

財部は昭和24年に亡くなっています。
というか、この出版当時、山路の先輩と同世代の多くは亡くなっているだろうよ。
明治10年生まれの山梨勝之進(海兵25期)なんかは昭和42年90才で亡くなっていますが、まあこの世代では長生きしてギリギリこれぐらいじゃないかなあ。

要するにだな、ちょっと死人に口なしじゃね?と思う所も、後からなら何とでも言えるわな…と思う所もあるんですん。笑


久々に行った古本屋だったのですが、上から下までなめる様にして見たわ(笑)
昭和8年出版の『秋山真之』なんかもありましたが、日露戦争・大正辺りの人物の伝記はネットで読めるものも結構あるの昔ほどの食い付きはない。
あ、でもこれ欲しいなと思うものはちらほらあり、その都度今必要?図書館にあるんじゃない?の反復である。笑
水野広徳の伝記や『此の一戦』『次の一戦』あたりもあり、こういうのを見ると誰か纏めて処分したのかと。纏めて入って纏めて出て行く感じか(笑)

「芳年」展@京都

食あたりの記事のままですが生きております。
ちょっとあれこれ落ち着いてきた。


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今日は朝一で京都へ行ってきました。


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京都駅と繋がっている伊勢丹の中に美術館がありまして、そこで月岡芳年展が開催されていることを昨日知ったのであった…(会期明日まで)
130点程が展示されていたようなのですが、これだけの数を一度に見るのが初めてだったのでこれは嬉しかった。
わーい、全部芳年だー…

あ、これ芳年だったんだと思うものが結構ありました。


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これとか。
前列右から東伏見宮、三好重臣、西郷隆盛、山縣有朋。
後列右から福原和勝、鳥尾小弥太、川路利良。


「英名二十八衆句」という「無惨絵」といわれる流血ものがあるのですが、それも数が出ていて驚きだった。
美術品と言っても展示しづらい物が多いと思うんですわ。
人の顔面の皮を剥いでいる真っ最中の血みどろになっている姿とか、切腹して腸が出ているとか。
私、芳年の入り口になったのがこのシリーズと安達ケ原の鬼婆なんですよ。
これはちょっと子供には見せられん…
(流石に注意書きがあり、コーナーには仕切りがされておりました)

特に後者は余りにリアルで宜しくないとして、明治政府から発禁処分を受けている。
そこで「明治で浮世絵かあ」と思ったのが始まり。
いや、西南、日清、日露戦争物も浮世絵には沢山あるのですけどね…
広瀬武夫さんのもあるのですけどね…
何となく江戸時代で終わってしまう印象が強かったのだよ明智くん。

気になる方は「奥州安達がはらひとつ家の図」でググれば出てきますのでどうぞ。
これはそこまでエキセントリックではないと思うのですが、苦手な方もいると思うので自己責任でお願いします。

あと面白いなと思ったのは、芳年の鉛筆画の素描が出ていたこと!
すごいなあ、よく残ってたなあ…
大変見応えのある展覧会でした。行って良かった。


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京都駅~伊勢丹の大階段


そして京都まで行って京都駅から一歩も出ずに、帰途の大阪をぶらぶらしてきたのですよ。
あらま。
京都、人多くてしんどい。


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今年は桜を長く楽しめました。
天気があまり良くなかったのが残念だったな~

ブログ不在は6連勤が続いていて流石にしんどいというのもあったのですが、新年度会という名のご飯会があったり、あと部屋の片付けをしていたり。

新年度会はフレンチだったのですが、大変おいしかったです。
某世界的時計ブランド創業者来日の際のご指名オーナーシェフのお店でフレンチ…しかも芦屋…
お財布的に怖すぎる。笑
しかしお支払の準備をしていたのにご馳走になってしまったのでした。
おいしかった…

片付けの方はあれを処分しこれを処分し。


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あまり触らない本をベッド下に仕舞うためにベッド下の掃除から始めなければならないという。
この際なので不要の本や漫画も処分したのですが、やっぱり捨てられないものが結構あるのだよー
そして漫画は片付けている最中に読んでしまう。終わるかい。笑

撓んでいた本棚の板も新調して、ついでに仕切り数も増やして…
とあれこれしてしたら、本棚周りが思いの外きれいになって私は大変満足です(感想文か
周囲が綺麗だと気持ちもシャンとします。
環境って大事ですね。

ぼちぼちこれから更新していくつもりでおりますので、どうぞ宜しくお付き合いくださいませ。

「五代友厚」展@大阪企業家ミュージアム

五代友厚展


大阪企業家ミュージアムで開催中の「五代友厚」展に行ってきました。
五代友厚が特段好きな訳ではないのだけれど、大阪まちプロデュースのメルマガで特別展が開催されているとあったので。
ミュージアムのHPを見たら「明治の元勲たちの書簡を展示」とあったので俄然行く気になった。
井上馨の書簡とか出てないだろうか。(真の目的。笑)

こちらのミュージアムに行くのは初めてでした。
平日だったので小学生が見学に来ていたり、割とワイワイした雰囲気でしたが、常設展も結構楽しかったです。ミュージアムの人と話していたから余計だったと思うけれど。
しかし大阪発祥の有名企業の何と多いこと。
大阪は地盤沈下が叫ばれて久しいですが、現状は実に嘆かわしいですな。

「大阪の企業家精神」のルーツというオープニングムービーや江戸時代の古地図等も見ましたが、江戸時代の大坂は実に自主精神に富んだ町である…
大坂も江戸同様「水の都」で、川が市中を流れており、多数の橋が掛かっておりました。
150程あったそうですが、そのうち幕府が作ったのは12橋。
たった12橋!

多くの橋が商人の自腹で作られたことは知っていたけれど、公議橋がそれ程少ないとは思っていなかったので、これは驚いた(奉行所などの役所がある辺りや、与力・同心が住んでいた辺りに掛かっていた天満橋、天神橋などは公儀橋です)。
商人が作った橋では、淀屋の淀屋橋、美濃屋心斎の心斎橋などが特に有名。

堂島の米市場、天満の青物市場、雑喉場魚市場の魚市場の経営をしていたのが淀屋だったというのは初めて知ったわ。
大坂の3大市場を1軒の豪商が握っていたなんて驚きでした。
知らんこと沢山あるわー


五代友厚の誕生日が新暦の2月12日だそうで、それを記念して会期一杯の今週末18日(土)まで入館料が無料になっています。

小学生を避けて何気なく案内を見ていて驚いたのだけれど、五代友厚関係文書の所蔵元が大阪商工会議所やったわ…(ミュージアムの事業運営母体)
国会図書館のマイクロフィルムの原本、大阪にあったのですね。
案内の方と話していたのだけれど、五代の遺族から商工会議所に寄贈されたそうです。
五代は大阪商工会議所の初代会頭でもあるので、史料を集めているとも仰られていた。

今回展示されていたのは14点。
その内五代の手によるものが4点、内1点は西郷隆盛宛。
五代宛の書簡が6点。
宛先は、小松帯刀、大隈重信、大久保利通、渋沢栄一、福沢諭吉、岩倉具視。
ビッグネーム!

井上馨の名前は残念ながらなかったけれど、大久保利通の筆跡なんて関西では滅多に見る機会がないので、これは嬉しかったです。
ちなみに明治元年、2年の書簡が大半でした。

五代繋がりで商工会議所では色々とイベントを企画していたようです。
その内のひとつが「花外楼と明治の群像」。
話だけなら私も行きたかったのだけどな~お食事つきだったのだ。高いのだ…(笑


花外楼は大阪まちプロディースの山根さんにお誘い頂いて食事に行ったことがあるのです。
リニューアル前だけど。
花外楼なんて私みたいなのが行ける所じゃないぜ…


花外楼


花外楼は教科書にも載っている明治6年の大阪会議が開かれた料亭です。
初代が木戸孝允と交流があり、その関係から明治大正昭和の名だたる政治家や軍人がこちらを利用していた。
ちなみに上の花外楼の文字は木戸の筆跡。

10年ほど前、1日だけ揮毫や軸といった所蔵品が公開されたのですが、そらーもーすごかったです。
有名人しかいない。(花外楼に行ってきました
抑々の始まりが木戸だけあって、長州人が多かったように思います。


花外楼_大阪会議


そして花外楼の隣のビルに掛かっている大阪会議のレリーフ。
元の絵は山根さんと妹さんで描いたと言ってはりました。笑

山根さんからは初めサイトの「源氏の里」(源氏のルーツは関西、河内源氏の本拠地は羽曳野と言う話)が切欠で、ご連絡頂いたのですね。懐かしや。
サイト内にある大阪に関係する文章や花外楼訪問記も読んで下さったようで、それで花外楼でイベントがあるけどどう?と声をかけて頂いた。
そういうこともあり花外楼の資料についていくらか話を伺ったりもしたのですが、悪い話ではないのだけれど、あまり書かない方がいいかなあ。

あと空堀にチョコレート専門店エクチュアを呼びこんでくれたのも山根さんですよ!
私はご本人にお会いした時お礼を言いましたよ!(笑)

ふりかえり その4!(ブログ)

1ページになる力がないネタを3つ併せて1ページにしているブログ3連パックコーナー、「問わず語り」(長い)

これも更新している分だけで57ページあるので、まあそこそこの数ですね。
単純計算すると57×3で171話ですが、実際には165話くらいだと思う。
短い、もしくは他のコーナーに持って行き場がないというだけで、実は気に入っている話が多数ある。
数が多いので埋もれているものも結構あるのです。

某お宝番組に出た秋山真之の書簡に関しては、テレビ見ながら釈文採るとか思いもせなんだわ。笑
結局この書簡は松山の某ミュージアムに行ったとのこと、昨年展示されていたようなので、もう図録辺りに釈文が入っているかな?
テレビでは写っていなかった部分もあるし、答え合わせしたいところ。

調べていて純粋に驚いたのは、「海軍のもうひとつの2・26」。
2・26事件で決起した青年将校のひとり、山口一太郎が山口鋭の甥だったことを知った時の驚きったらなかったわ。
驚きと言えば向井弥一の父が江藤新平と従兄弟だと知った時の驚きたるや、という感じだったけど。
向井は広瀬武夫の同期(15期)、山口は秋山真之の同期(17期)で広瀬の柔道仲間のひとりでもある人物。
この時に犠牲になった斎藤実、また辛くも死を免れた岡田啓介(15期)、鈴木貫太郎(14期)も、山口の近しい先輩であり同僚であった筈で、そんな彼らを甥が、と思うと当時存命であった山口はどんな心境だったのかと思う。

地味だけど、個人的に大変好きなのは「Relationship」。
政府と軍が西郷隆盛を殺したことが、明治天皇にとってどれほどのショックだったか。
ふたりの接触期間はそれほど長くないのに、西郷のインパクトの強さよ…

「『桂太郎と森鴎外』」も上げとこう。(※書籍名)
これは近代MTSにおいてある「陸軍ドイツ式、海軍イギリス式」と同じ話になります。
一般書レベルで”陸軍ドイツ式”のこの手の話を書いているものがほとんどないので、この本を見つけた時は嬉しかったな~
陸軍がドイツ式に傾斜したのは確かですが、美味しいとこ取りというのは如何にも日本らしくて面白いと思います。



短いながら笑ってしまったのは、黒島亀人「誤植過ぎ」、板垣退助「死すとも死せず」、高杉晋作・久坂玄瑞「ふしだら100%」、藤原道綱母「ありえないラブレター」、このあたり。

黒島…元帥に愛された恋人参謀
板垣…自由死すとも板垣死せず
高杉・久坂…そういう意味で久坂君が大好きな高杉君(南條範夫)。そういう意味で
道綱母…「あらじとおぼゆるまで」(※ないわーと思うほど)酷いラブレター


春秋戦国、三国志の辺りは懐かしく読みました。
久しくそちらの方は触っていないなあ。
自分では曹操の「短歌行」が好きです。
”青青たる子が衿、悠い悠う我が心”のフレーズが大好き。
三国志は昔は趙雲が一番好きだったのですが(今も好きよ)、今では曹操が一番好きです。
分かりやすい格好よさより、政治家ってすごいなと思い始めた心境の変化による。

あと「ボーン・アイデンティティ」もお気に入り。
これはうまいこと題思いついたと思う。
”The Bourne Identity” ではなくて ”The Bone Identity”です。笑

Copyright © 土原ゆうき(ヒジハラ)